「海外用」と言ってもWi-Fiルーターですので、国内でルーターを使う場合と大差はありません。
ただし海外では、特にスマートフォンの設定に注意する必要があります。
1.出国前
インターネットで海外用Wi-Fiルーターレンタルのサービスを申し込むと、出発前にルーターが自宅に配達されます。
アクセサリーなどに不足がないか必ずチェックしましょう。通常は以下のようなセットのはずです。
- ルーター本体
- 充電ケーブル
- 変換プラグ
- 説明書や注意事項等が書かれた書類
スマホの設定もしてしまいたいところですが、おそらく多くの人が出国ギリギリまでスマホをいじっていたいと思いますので、
最後の最後に「
機内モード」に設定してください。必ずですよ。
2.旅先で
旅先の空港に到着しました。せっかちな人は、ここでもうスマホを触りたくなっていることでしょう。
触るなとは言いませんが、ここはあせらず。入国審査を終えて余裕ができたら、さあ、いよいよ接続です。
3.電源ON
まずはWi-Fiルーターの電源を入れましょう。通常、電源ボタンを長押しするとオンになります。
完全に立ち上がるまで少し時間がかかると思いますので、その間にルーターの裏面を確認します。
続いてスマートフォンの電源も入れましょう。再度「
機内モード」になっているかチェックしてください。
チェックが済んだら、スマートフォンの設定からWi-Fiをオンにします。
4.ルーターがキャリアの電波をつかんだか確認
ルーターにもよりますが、正常に旅先の電波をつかむと、キャリアの名前が表示されます。
正常に電波をつかんでいることが確認できたら、スマホ側のWi-Fi設定に、ルーター裏側に記載されたSSIDが表示されているか確認します。
5.SSIDが表示されていたら、タップして、同じくルーター裏側に記載されているパスワードを入力します。
以上の操作でWi-Fiルーターを使用して、海外キャリアネットワークに接続することができます。
この接続方法はスマートフォンをローミングで使用しないことを前提としています。
スマホ側の設定を機内モードに設定するのは、ルーター経由以外でインターネットへつながってしまうことを防ぐために行っています。
海外ではデータ定額などのプランに加入しない限り、データローミングを利用してしまうと、目が飛び出るような金額を請求される可能性があります。
機内モードの使用は、この「パケ死」を防ぐための策として取り入れています。